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2018.10.05

住んでいる地域によって「猛暑」に対するイメージが違う?!

住んでいる地域によって「猛暑」に対するイメージが違う?!

10月に入り、ようやく涼しい季節になりました。今年の夏はとても暑かったですね。
暑い夏を猛暑、英語では「heatwave」と呼びますが、英語圏の人はどんな感想を持っていたのでしょうか。
今日は英語圏でツイッターに「heatwave」とつぶやかれた投稿を分析していきます。

Heatwaveを含む投稿を分析した結果

猛暑(Heatwave)の好評・不評の表現の頻度を比較すると、明らかに好評表現が不評表現を上回っています。

Heatwaveを含む投稿を分析した結果

Wildfireを含む投稿を分析した結果

一方、同じように異常気象が原因で発生している山火事(Wildfire)と比較すると、好評・不評の傾向が全く違うことが確認できます。
なぜ英語圏の人は猛暑についての投稿で好評表現を使っているのか分析していきます。

Wildfireを含む投稿を分析した結果

Heatwaveを含む投稿のうち、日本だけに絞った結果

例えば、投稿したユーザの住居地が日本の投稿だけに絞ってみると、やはり不評表現が多いため、どうも英語圏の人たちが猛暑に対して好評な表現を使っているようです。

Heatwaveを含む投稿のうち、日本だけに絞った結果

Heatwaveを含む投稿をしたユーザの住居地

では、どこに住んでいる人たちが好評表現を使っているのでしょうか。
ナビゲーションの項目に、user_location_display_nameという項目があります。これは投稿した人の住居地を示しています。
分析の結果、上位にはロンドンやUKという単語が並びました。
詳しく見てみると、heatwaveをツイートしているのは、イギリスに住んでいる人が多いようです。

Heatwaveを含む投稿をしたユーザの住居地

イギリスに住む人が発言した好評句

イギリスに住む人が投稿した文章に絞り込み、使われていた好評句を見てみます。
Perfectやniceなど肯定的な句が並んでいます。

イギリスに住む人が発言した好評句

今年の夏はイギリスでも猛烈な暑さだったと記憶していますが、イギリス人はそんな暑さにめげずに夏を楽しんでいたようです。

また、上位のほうにWorld Cupの文字をちらほら見かけることができます。
これは、サッカーのワールドカップのことを指しているのでしょう。
イギリス人にとって、暑さよりもワールドカップの成績のほうがずっと重要で、暑さなんて目じゃないというところでしょうか。

そこで、イギリス人はなぜこんなに猛暑を楽しんでいるのか考えてみました。

1. 夏の気温
イギリスの夏の最高気温は、通常25度ほどで、30度までいくことは少なく猛暑とは無縁の天候です。反対に、日が暮れると肌寒く、バケーション気分を味わうには物足りない夏となります。

2. 夏の湿度
イギリスの夏の湿度は低く、カラッとしています。そのため、気温が高くても不快指数は低く、過ごしやすい夏となります。湿度の高い日本と比べると、羨ましい環境です。

3. 4年に1度のワールドカップ
今年の夏はワールドカップで盛り上がり、成績も上位だったこともあり、ご機嫌な人が多かったものと考えられます。

リゾート地に行かなくても暑い夏が楽しめて、そのうえワールドカップもあってご機嫌だったイギリスの人たち。こういったことから、「猛暑」というキーワードにおいて好評句が多く検索される結果となったようです。

私は日本に住んでいるので、猛暑に対しては否定的な意見をもっていたので、その概念が覆される結果になりました。
Watson Explorerを使って分析をすることで、たった一つの単語からでも他の国の感性を知ることができるのもまた魅力の1つだと思います。

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